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追憶のラブソング 登場人物紹介
追憶のラブソング登場人物紹介。
まだぜんぜん進んでないんですが、
椿姫がのってるときじゃないと追憶の更新はされないので。
今のうちに人物紹介しときますねー。
はい、まず主人公。(と、思われる・・・
椎名香菜(しいな かな) 聖華学園高等部2年(文系)
綺麗な絵がなかったので、最近のコレで、今の所はしのがせてください。
また、椎名香菜初期設定と今の設定と大分違います。
彼女くらいです、こんなに変わってるのは。
昔は病弱で、1/4です。
*家族紹介*
父、椎名龍祐(りゅうすけ) 椎名グループ代表取締役社長。
母、椎名さくら デザイナー ブランド名は『shimyu』 日仏ハーフ。
兄、椎名凌空(りく) 2つ違い。
ワンちゃん、ヨークシャーテリア♀ トイプードル♀ バーニーズ・マウンテン・ドッグ♂ キャバリア・キングチャールズ・スパニエル♀ なんかとにかくいっぱい飼ってますね。
神風優夜(かみかぜ ゆうや) 聖華学園高等部2年(理系)
優夜くんごめん!
真のラクガキしかなかった。。。
優夜くんはむずかしいです。
サッカー部(MF)
*家族紹介*
父、神風光(ひかる) 神風航空2代目社長
母、神風恵美(めぐみ) ガーデンコーディネーター
姉、神風紗月(さつき) 2つ違い。
ワンちゃん、ボーダー・コリー♂ (恵美自慢のガーデンによくいるらしい。
吉良爽香(きら さやか) 香菜と同じクラス(文系)
サバサバしてて、とってもセクシィなお姉さん的存在、という設定ですが、
文章ではまだ表しきれていません。
絵もなくて・・・。すみません。
髪はストレートでショート。バレー部。
結構遊び人。←でも猛と付き合いだして控えめに?
*家族紹介*
父、吉良和巳(かずみ) 神社の神主(らしい
母、吉良巴(ともえ) 巫女だったらしいが今は専業主婦?
妹、吉良美幸(みゆき) 弓道が上手い。ひとつ年下。
水波猛(みなみ たける) 同じく文系。クラスは違うっぽい。
サッカー部。
サッカーとバスケが特に好き。
ストリート系なファッションを好む。
父親が関西人なのでたまに関西弁を話す(?
結構な遊び人。爽香とは似たもの同士なのだが、多分大切にするでしょう(笑
*家族紹介*
父、水波彰史(あきふみ) 書道家
母、水波絢香(あやか) 茶道家・華道家
兄、水波翔(かける) 2つ違い。![]()
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追憶のラブソング +練習+
追憶のラブソング +練習+
クラスの親睦を深めるのもいいけど―・・・
2年生の一番の行事はこの野外活動だ。
ちいさなコテージに数人で宿泊し、飯盒炊爨は班ごとに行う。
クラスでのレクリエーションは毎年変わるが、今年は劇だ。
野外活動まえからクラスで練習して、本番にそなえる。
そのために野活委員がクラスをまとめていた。
「A組は眠れる森の美女って決めて練習してたけど香菜ちゃんの役が決まってなかったよね。それで相談した結果、優夜くんが王子なのはそのままで姫役を香菜ちゃん。理由は、寝てるだけだから打ち合わせが楽なこと。何か意見があったら言ってください」
「姫役だった爽香はどうなるの?」
香菜が訊くと、
「爽香ちゃんは一番小さい妖精になります。最初は香菜ちゃんをそれにしようと思ったんだけどね。優夜くんの強い推薦で姫役に大抜擢されたんだよ。まぁ私も妥当だと思います。本番まであと2日だし、台詞は少ない方がいいでしょ?」
「・・・うん」
でも姫なんて結構重役だと思うけど。
優夜を見るとさりげなく目をそらされた。
すぐに練習に入ったが、本当に姫は寝ているだけでよかった。
「最後のキスはフリだけでいいみたいだから」
休憩中に優夜がやってきてそう言った。
「キ・・・キス!? 100年経って目覚めるんじゃないの?」
「うん。グリム版だから」
「・・・・・・優夜、わたし恨まれそうなんだけど」
はじめて学校に来た日を思い出す。
女の子たちの熱烈な優夜への視線を。
「誰に?」
「・・・・・・」
気づいてないの!?
「ねぇ、優夜。もうすこし周りを見たほうがいいわよ」
「は?」
「・・・もういいわ」
そういって香菜は立ち去るが、優夜はまだその場に突っ立って、首をひねっていた。
別にいやなわけじゃない。
でも、クラスの様子は気になる。
波風を立てたくないのだ。昔みたいなことにはなりたくない。
優夜もそのへんはわかってくれていると思うのに、この状況だ。
優夜はまだ根に持っていた。
初めて香菜が登校した日、言ったことを。
幼馴染だと言った。恋仲じゃない、と。
それは変わりようのない事実だけど、そこまではっきりと否定されるとこちらも考えてしまう。
香菜を姫に推したのは優夜だ。
自分が王子役になったのはその場の成り行きだったが、香菜は違う。
でも香菜がキスをいやがることもしゃくに障った。
トラウマがあるのはわかっているつもりだ。
もっともらしい理由をつけてまで姫役にしたのは間違いだったかもしれない。
「・・・・・・あーもう、オレって最低」
天井を見上げてつぶやくと、運の悪いことに猛に聞かれていた。
「役得だと思ってるのか?」
「その役までオレが手回ししたからな。いまさら罪悪感」
「ちゃんとフォローしてやれよ? 後始末をちゃんとすれば問題ないって」
「それはあの女子たちをオレにどうにかしろ、と?」
「・・・無理だろうな」
「無理だよ。女子は怖い」
「同感」
猛は言って、ニヤっと笑った。
結局何をしたかったんだろう・・・。
なぐさめ、ではない。
さしあたり、釘をさしにでも来たのかな、と優夜は思った。
「優夜、何か言ってた?」
爽香が言った。
「反省してたみたいだよ」
「当然よ」
香菜が役のことを爽香に相談すると、爽香が猛に聞いてくれたみたいだった。
今はその報告を聞いているところだ。
「香菜、大丈夫よ。ナイトが守ってくれるわ」
「・・・うん。でも別に何かあったわけじゃないから」
「何かあってからじゃ遅いのよ!」
「それにね、優夜はなんだかんだ言ってもただの幼馴染だから・・・」
「それ、優夜には言わない方がいいわよ?」
「・・・どうして?」
「どうしてって・・・。まぁいいわ、とにかく言っちゃだめ」
隣で猛までうなずいている。
「りょ・・・了解」
「よし! じゃ、練習戻ろうか」
「うん」
妙に気合の入ったA組はその後下校時刻ぎりぎりまで練習しつづけた。
組ごとに発表したあと、審査があるのだが、A組はどこのクラスにも負けたくないようなのだった。
クラスの親睦とオレと どっちが大事? なんて 不毛な質問だよね―・・・
追憶のラブソング +編入+
追憶のラブソング +編入+
いつでも君は キラキラ 眩しすぎて なんだか遠くに感じていた―・・・
香菜はオレが思っているほど弱くはなくて、
オレが思っているほど強くもないんだ。
そして2日後、当初の予定どおり香菜は聖華学園中等部2−Aに編入した。
朝、椎名邸まで迎えに行くと、ちょうど香菜が玄関から出てきたところだった。
香菜は「制服がまにあってよかった・・・」とつぶやき、挨拶もそこそこに二人は並んで歩いきだした。
通学は普段はほとんど車だが、今日は徒歩だ。
5月に衣替えがあって、香菜は今、白のセーラー服に紺のスカートをはいていた。
深紅のスカーフが丁寧に結ばれている。
髪は高い位置で二つに結んでいるが、垂れた髪はやわらかくうねっている。
モテるんだろうなぁ、と優夜はぼんやり考えた。
香菜を知っているのは優夜と猛だけだ。
クラスの男子がどう反応するのかを想像して、おかしくなった。
しばらく歩くと聖華学園の校門が見えてきた。
校門からは池や芝生がある校庭の横を通って校舎へ行く。
Aクラスまでの廊下では好奇の視線を向けられ続けた。
「みんな見てる・・・。わたしはパンダじゃないわよ?」
「パンダくらい珍しいんだよ、Aクラスに編入生なんて。それより、職員室とかに行かなくてもよかった?」
「挨拶は昨日すませたから」
あまりにそっけなく香菜が言うので、優夜は苦笑する。
「そうじゃなくて・・・」
「なに?」
真顔で見つけられると息がつまった。
「・・・いきなり教室に入ると混乱するから」
「そうかな」
「そうだよ」
たぶん、と優夜は心の中で付け足す。
「・・・・・・」
香菜が沈黙したので優夜も黙る。
「おい、優夜。その子誰?」
後ろから優夜を覗きこんでいるのは、猛だった。
「教室入らないの?」
目の前のドアを指して言う。
「あれ・・・? もしかして香菜ちゃん?」
「やっと気づいたか・・・」
「え、転校生って香菜ちゃんのことだったのか」
「オレも昨日知った。なぁ、このまま教室入ってもいいと思うか?」
「いいんじゃないの? 何かあったらお前が守れ」
「・・・・・・じゃあ、入ろう」
複雑そうな顔をして優夜は香菜を振り返った。
猛がドアを開け、三人一緒に教室に入ると、ドアを中心に波紋が広がるように生徒が話しをやめ、一点に、香菜に注目した。
あちゃーっと隣で猛がつぶやくのが聞こえた。
やっぱりな、と優夜はひとつあきれたようなため息をつく。
と、香菜がさっと教卓の隣まで行き、
「椎名香菜です。二日前にフランスから帰国しました。今日から2年A組に編入します。よろしくお願いします」
ホームルーム直前の生徒がほとんど着席していた教室に、香菜の精一杯の挨拶が響いた。
小さな声の余韻が消えてもクラスメイトたちは微動だにしなかった。
香菜の予想外の行動に優夜もあっけに取られていると、ぱちぱちぱち・・・と廊下から拍手が聞こえて、担任の佐藤が入ってきた。
「椎名さんは小学校4年生のときに親の都合でフランスへ行ったんだ。不安なこともあるだろうからみんな仲良くしてやれ」
佐藤がそう言い、いくつか連絡をすると普段より早くホームルームが終わった。
香菜はグランドが見える窓際の一番後ろの席だったが、ホームルームが終わったとたんにクラスメイトに囲まれてしまった。
隣の席の男子はホームルーム中も話しかけるタイミングを計っていたようだ。
「椎名さんって椎名グループのご令嬢なの?」
「え、うん」
「ねぇ、デザイナーのSAKURAの娘って本当なの?」
今度は数人の女子が目を輝かせて問う。
「フランスはどうだった?」
「なんかフランス語しゃべって!」
間髪をいれない質問攻めに、香菜は目を白黒させて戸惑っている。
結局こうなるのかよ・・・とひとりごちて優夜は人だかりの中へ入った。
「おい、順番に訊かないと香菜が答えられないだろ!」
優夜が香菜をかばうと、みんなは質問を止め、猛は隠れてニヤニヤ笑った。
「じゃあ、わたしから質問してもいい?」
書記の女の子だった。
「椎名さんは優夜くんとどういう関係なの?」
そうきたか! と優夜は顔をしかめたが、香菜はひとつまばたきをしただけだった。
「幼馴染です。親同士が同級生か何かで、仲が良いから」
「それはどういう意味? つまり家族ぐるみの付き合いってこと?」
「・・・恋仲じゃないよ? ね、優夜」
「・・・うん」
本人からそういわれると、それなりにショックだがとりあえずうなずく。
「そう、ならいいわ」
そう言うと書記の女の子は香菜に笑顔を向けて、
「よろしく。野活では同じ班よ」
と言い、主に女子に向けて
「優夜くんとは
と呼びかけた。
どうやら優夜はかなり人気があるようだ。
香菜はしみじみそう思った。
その後、香菜に話しかけてくる人も皆、優夜との仲を聞く者ばかりだった。
ただ一人、猛とともに話しかけてくれた気さくな少女は
「野外活動の班、わたしも同じよ」
と言って意味深に微笑んだ。
彼女は
「あたしの家はちょっとほかと違っててね。猛くらいしか相手にしてくれないのよ」
「それはどういう・・・」
「貧乏、とかじゃないわよ? だったらこんな
「アレって何?」
「出るの」
陰湿で低い声音で爽香が言った。
香菜は何が出るんだろうと考える。
しばらく無反応でいると爽香はつまらなそうに、
「何よ。何か言いなさいよ。面白くないわねぇ」
と言ってクスっと笑った。
「まぁいいわ。フランスに行ってたのよね。あたしの家は神社なの。みんなは幽霊が出るとか言って騒ぐけど、実際あたしは見たことないから心配しないで。幽霊、知ってるわよね?」
「知ってるよ。小4までは日本にいたから」
「そうなの? 知らなかった。優夜と同じ小学校でしょ? 仲よさそうだし」
「うん。聖華だけど、わたしは・・・いじめられていたから。極力目立たないようにしてたし」
「ふぅん。気にすることないのに。あたしもなんか避けられてるけど、友達もいないわけじゃないし」
爽香は腰に両手をあてて微笑むと、後ろを振り返った。
そこには優夜と猛がいる。
「猛くんなら知ってるよ。明るくておもしろい」
「そう? 今のアイツはただのスケベだから気をつけて」
真顔でさとされて、香菜はクスっと笑う。爽香もこらえきれずに笑い出した。
「よろしく、香菜ちゃん。あ、香菜って呼んでもいい?」
「うん。よろしく、爽香」
失っていたものを 取り戻して 少しずつ強くなればいい―・・・











